元Googleエンジニアの彼から学んだシリコンバレーの価値観
お久しぶりです。
今日は元Googleエンジニアである私の彼から学んだシリコンバレーの価値観について書こうと思います。
私の彼は日本人ですが、幼少期からシリコンバレーで育ちました。幼少の頃から比べると、現在のシリコンバレーはTechカンパニーが台頭し、住む環境も人も様変わりしたようですが、そんな本人もGoogleのエンジニアとして働きながら起業し今は自分の会社一本でやっています。
そんな彼と一緒にいると価値観の違いから衝突もありますが、色々学ぶことが多いです。そして何より自分の存在や考え方を改めて見つめなおすきっかけをくれました。
そこで、「シリコンバレー式○○」ってもう流行ってないなぁと思いつつも、あえてシリコンバレー式価値観についてご紹介します。
1. すさまじい健康志向
アメリカ=肥満が多い!というイメージを持っている方、もしかするといるかもしれません。アメリカは大きな国です。また、州によっても本当に文化が違い(一つの州が日本の国土かそれ以上あったりするので、当たり前ですね)中部の州など田舎になればなるほど肥満の多い傾向にあります。
しかしシリコンバレーの人たちは、日本人が想像するアメリカ人とは一線を画す、すさまじい健康志向を持っています。下手すると日本人より健康に気を使っているようにも思います。
・ヨガやZUMBAなどのフィットネスは当たり前。老若男女ジムに通う。
・ハイキングなどのアウトドアアクティビティーをMeetupで開催すれば参加者が殺到。ハイキングコースを大群でジャック
・台湾デザートチェーンのMeetfreshはアイスクリームなどのデザートよりは健康的というイメージを売りに、連日長蛇の列(タピオカ使ってるメニューがほとんどだし、本当は大して健康的ではない。笑)
積極的に身体を動かすためにお金を払ってクラスやアクティビティーに参加したり、健康にいいと聞いた食べ物はとにかく試します。日本では都市部で生活すると毎日よく歩くので、わざわざお金払って運動しに行く人って健康目的よりも減量やボディーメイク目的が多いと思いますし、タピオカブームなどからもわかるように、爆発的人気を得る食べ物というのは新しさや見た目重視で、健康に良いかどうかはそこまで重要視されていないように思います。
私の彼はとにかく食材からプロテインを摂取することが大好き、その他ビタミンはフルーツで摂取、それでも足りないからマルチビタミンを服用という徹底振りです。彼に会うまで私は典型的なOL食事をしていました…コンビにおにぎりにサラダとか。これだと全くプロテインもビタミンも足りてない!とはっとなりました。最近では私も自炊するようになりましたし、とても良い影響を与えてもらいました!
自分自身、自分の身体を資本と考え、健康に暮らすために投資するお金は厭わない。それがシリコンバレーの価値観だなと思いました。
2. 見た目で見栄を張らない
シリコンバレーは金持ちの街です。
Techカンパニーの台頭で、世界中n優秀な人材と中国から逃げてくる中国人富裕層の大量流入で、地価も物価も上昇しました。
治安の良い場所、悪い場所等の条件で多少変わってきますが、極端な例を挙げるとAppleの本社があるクパチーノという街で1ベッドルームのアパートを借りるのに月の家賃30万円とかするんですよ。
20年前に一軒家を数千万円で買った人たちが1~3億円くらいで売って、一攫千金しているんです。(それを中国からきた中国人が一括で購入しちゃったりしてるんですよね)
そして日本では年収1,000万円あれば高所得と判定されますが、シリコンバレーではそれ、ザ・普通。公務員の警察官でもそれくらいもらってます。なぜなら、それくらいもらわないと、生活できないから。
というわけで、
・Googleなど大企業で働いてる人(シリコンバレーで暮らすには十分な給料をもらっている)
・起業して大成功した人
・大昔からシリコンバレーにい住んでいて、家の価値が高騰し、儲かった人
・中国から移住してきたレベル違いの金持ち政府関係者
などなど日本の平均とはレベルの違う裕福な人たちがうじゃうじゃいるんですね。
しかし、街中を歩いていると「うわこの人金持ちそう…」と思うことはほとんどないです。日本で麻布十番とか歩いてるといかにも金持ちそうなマダムとかたくさんいてヒーさすが麻布だわぁとか思うんですけどね、シリコンバレーではそれ感じないです。
シリコンバレーでは、お金持ちは見た目では判断できません。(たまに中国から引っ越してきたばかりの人はトンデモナイ額のブランドバッグ持ってたり、子供にアウディ運転させたりしてますが…)
ファッションは楽さや機能性を求め、無駄に着飾ったりする人は少ないです。
彼もシリコンバレーの人たちも着飾ることにお金と時間を費やさず、自分が信じることに使っているのを見て、私が今までいかに自分の外見ばかりに気をとられていたのか、気づきました。ここで言う自分の信じること、というのは、たとえば環境に貢献するためにテスラの電気自動車を買う、少し高くつくが、健康のためにオーガニックフードに切り替える、などなど…
日本のTV番組では男性タレントや芸人が、女性タレントや一般女性に向かって「ブスは黙れ」やら「ブスは生きる価値ない」などの言葉を浴びせかけるのを頻繁に見かけます。日本のネットも誹謗中傷で溢れています。私の彼が日本旅行中にビジネス街を歩いていたら、前からスーツを着た4人組のサラリーマンが歩いてきて、大きな声で職場のあの人は不細工だとか言っていたのを聞いて本当に驚いていました。。そして女性は女性で、異性にモテるにはどうしたらいいか?の特集が雑誌で組まれるような環境で育ってきてるんですよね。外見だけに囚われず、もっと本質的なところに目を向けることができるようになるといいと思いますね。
以上、私が彼から学んだシリコンバレーの価値観でした。