Netflix ラブ・ハード主演 の コメディアン ジミー・オー・ヤン を徹底紹介!
HBOのドラマ シリコンバレー (Silicon Valley)を一気に見たんですけど、 Jimmy O. Yang (ジミー・O・ヤン) 演じる Jian Yang というキャラクターが異色放ちすぎてて、色々気になって彼について調べましたのでここにまとめておこうと思います!
2020年5月追記:Amazonプライムビデオで「人生はお買い得(原題:GOOD DEAL)」が配信開始されましたね!めちゃくちゃ面白かったのでこの記事の最後に感想を追記します。
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目次
基本情報
名前:Jimmy O. Yang (ジミー・オー・ヤン)
生年月日:1987年6月11日
出生地:香港
中国名:歐陽萬成 (Au-yeung Man-Sing)
→ファーストネームの萬成(Man-Sing)は1万回成功するという意味だそうです!野心的!
出身大学:カリフォルニア大学 サンディエゴ校 経済学専攻
職業:コメディアン、俳優、著者
13歳のときに香港からアメリカへ移住。当時、彼の祖母と叔母はすでにアメリカで暮らしており、Jimmy一家がそこに加わる形で移住。
当時はあまり英語も話せず、苦労したそうです。カリフォルニア大学卒業後、証券会社で働くもエンターテイメント界での仕事を志し、2 Broke Girlsというドラマでテレビデビュー。その後、スタンドアップコメディー、テレビドラマ、映画、そして書籍出版と次々と活躍の場を広げていきます。
ちなみに私の彼氏は10年ほど前にシリコンバレーのスタンドアップコメディーのライブに行った際に、当時無名だった彼のショーを見たそうです!かなり昔の話なのに面白かったのでよく覚えている、と言っていました。10年前から地道にコメディーのステージに立ち、コメディアンとしての実力を磨いていたんですね。
以下に、彼の代表作をいくつかご紹介します。
ドラマ: シリコンバレー (Silicon Valley)
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私はJALの飛行機の中でシーズン1を一気見してハマりました。
新興スタートアップカンパニーをめぐり、権力や富、コネクションなどらゆる弊害と戦いながら、自分のテクノロジーを信じて進む若者たちのお話なんですけど、とにかく面白いです!そしてこの面白さに一役買っているのがJimmyであると言っても過言ではありません。
Jimmyが演じる Jian Yang (チアン・ヤン) は、メインキャラクターの一人であるアーリックのインキュベーターのテナントです。めちゃくちゃ中国アクセントが強いシンプルな英語のみを話す、強烈なキャラです(笑)当初シーズン1のみの出演予定でしたがシーズン2以降はレギュラーキャストとなりました。
シーズンが進むごとに大胆にやらかすチアン・ヤンの役どころと、Jimmy本人、本当はアメリカ英語がぺらぺらなのにかなり臨場感ある中国アクセントの英語が超面白いのでぜひ注目してほしいです!
映画: クレイジー・リッチ! (Crazy Rich Asians)
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映画自体の紹介と、感想は以前こちらの記事にまとめました!→映画クレイジーリッチ!をやっと見たので感想を述べる 最近のGolden Globe賞で2部門ノミネートされていた、ハリウッド25年ぶりのオールアジア人キャスト映画。
Jimmyが演じたのはちょっと脇役ですが、Bernard Tai (バーナード・タイ) という主人公の元クラスメイトで大富豪、ただしかなりの遊び人でその遊び方がとにかくぶっ飛んでいるという濃い役どころです。出演時間は多くないですが強烈な存在感を植えつけてくれました。笑
著書: How to American: An Immigrant’s Guide to Disappointing Your Parents
(勝手にタイトルを日本語にすると…ハウ・トゥ・アメリカン:移民による両親を失望させるためのガイドブック…みたいな感じです)
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タイトルが過激なこの本(笑)まだ読んでないんですけど面白そうなので読みたいです!
内容は一応真面目なようで、中国系移民としてアメリカでハリウッドのショービズキャリアを目指した背景や経験をシェアしているんだとか。中国の伝統を根強く持つ親の元、カリフォルニアで育ち、良い教育を受け、良い職を得なさい と教えられてきたそうです。ところがアメリカ社会では、自分のやりたいこと・夢を追いかけなさいと教えられる。その狭間でどちらを選ぶべきか?その葛藤と辛さについても語られています。
2020年5月追記:Amazon Original スタンドアップショー「人生はお買い得」
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ついに天下のAmazonで冠番組が配信されました!Jimmyの約1時間に渡る渾身のスタンドアップショーです。
スタンドアップコメディーを知らない方にとってはどんなものか分かりづらいかもしれないですが、コメディアンが観客に向かって話すスタイルのコメディーです。日本のピン芸人って用意してある決まった芸を披露する感じですが、スタンドアップはずーっと一人で面白いことを話し続けたり、その場でお客さんをいじったりするので、頭の回転が早いなぁとスタンドアップ見ていると本当に感心します。そしてアメリカならではの人種ネタや下ネタなど際どいかつ鋭いネタが盛り沢山なのも見どころです。(あくまで自分の人種や宗教をメッタ斬りにして話します。他の人のことを話した途端にそれは人種差別になるので)
私も早速この番組見終わりましたが、何度も声出して笑いました(笑)あそこまでアジア人あるあるを臨場感たっぷりに面白くしてくれる人って、今までいなかったのでは?特に、彼は13歳の時にアメリカに移住してきたので、アメリカで生まれ育ったアメリカ人(アリ・ウォンみたいな)とはまた違った視点でアメリカの日常に潜むおかしなことや面白いことを斬り込んでいる点だと思います。だからこそ彼は今乗りに乗った人気を獲得したのではないでしょうか。
皆さんに是非見ていただきたいスタンドアップコメディーです!
2020年5月追記:Netflix スペースフォース
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5月29日に配信開始のドラマにも出演しています。Netflixの番組のページによると、米国軍隊組織「宇宙軍」の設立を任されたメンバーたちが繰り広げる職場コメディシリーズとのこと。トレーラー観たけど面白そう!しかも主演メンバーかなり豪華!The Officeのスティーヴ・カレルやGleeのスー先生ジェーン・リンチ…配信開始が楽しみです!
2020年07月追記:1シーズンすべて観終わりました。なんとJimmyのお父さんも出演。お父さんの件は詳しく書きたいところですが、前述の「人生はお買い得」の中でご本人から経緯を説明してくれています。ネタバレしたくないので、ぜひAmazon Primeのメンバーの方は観て確認していただければと思います。
余談
ちなみに、私のインスタで「人生はお買い得」面白かったってストーリーに載せて、彼氏が10年ほど前にサンノゼでショー見たって言ってるよ、面白いショーをありがとうと本人にメッセージしたら “That’s awesome thx!”って返事くれました。何この人…超いい人…とぶったまげました。
そして何よりも、私がこの方を本当に応援したいと思う理由はたくさんあって
・前述の通り10年前から夢を追ってコメディーを続けてきて、ついにAmazon Primeで自分のショーとNetflixのドラマでメインキャラクターを演じるところまで来たこと
・親を安心させるために好きでもない仕事に就いていたのを辞めて、コメディーの夢を追いかけ、現代のアメリカンドリームを地で行っているところ
・それをコメディーを通してみんなに伝えているところ。
これからも絶対どんどん活躍して欲しいです!
以上、Jimmy O. Yangの紹介でした。
アジア系アメリカ人について書いているブログだと言っておきながら、女性ばかりで偏っていたので男性著名人について書いてみました。今後もどんどん紹介していきます。