CR1ビザ 弁護士なし申請 タイムライン 2022

Cover photo by Kerwin Elias, Unsplash

久しぶりの投稿となりましたが、2022年11月、ついにCR1ビザでアメリカへ入国することができました!記録が少しでも他の申請者の方のお役に立てばと思い、タイムラインをまとめます。
I-130申請からアメリカ大使館での面接まで約1年かかりました。色々な方の経験談を拝見したところ、早い方だったかな?と思います。

他にも入国時の流れと入国後の諸手続きについても投稿しています。
  ・面接とビザ受け取りにについて→こちら
  ・アメリカ入国時とその後のGC受け取りについて→こちら


私たちの申請時の状況

私は日本に住む日本人、夫はアメリカに住むアメリカ人で、日本で入籍しました。入籍は2021年春、CR1ビザ申請開始が2021年夏でした。入籍前も後もずっと遠距離でしたので一緒にアメリカで生活を始めるためにこのビザ申請はマストでした。


弁護士は雇わず、自力で申請することに

弁護士を雇うケースはよく見かけますが、私たちの場合は弁護士なしで自力で全て準備し、申請を行いました。
理由としては、私たちのケースは弁護士が必要なほど難しいケースではないと判断した(引っかかりそうなバックグラウンドが夫婦二人ともない)ためです。
結果として、I-130の申請から1年ほどでCR1ビザが承認され、その間にも特に資料の再提出ややり直しも起こらず、スムーズに手続きが終了しましたので自分たちでやってよかったと思っています。


2021年8月上旬 I-130 申請

まずはUSCISにI-130を提出するのが最初のステップでした。
オンラインで入力し、このタイミングでまず申請料535ドルを支払いました。
地味に大変だったのが、二人の関係を証明する写真をまとめること。私たちの場合は年に数回会っていたので、Google docに会った期間ごとに写真をまとめ、写真説明を記入していきました。(親や兄弟に会ったとか、どこに行ったとか、とにかく詳しく書きました)


2021年12月中旬 I-130のApproval Noticeを受領

I-130の申請から4ヶ月後、ついに承認されました。
USCISとのやりとりはここまでで、この先はNVCとのやりとりとなります。移行は先方がやってくれますので、NVCからの連絡を待ちます。


2021年12月下旬 NVCからメール:Notice of Immigrant Visa Case Creation

NVCから「ケース番号」が書かれたメールが送られてきます。この番号は大使館の面接や、パスポートに貼られるビザにまで印刷されるものですので無くさないようにしましょう。
NVCでケースが作成されたら、CR1ビザ申請者のターンです!このメールに書いてある情報を使ってNVCのサイトにログインし、必要書類を提出していくことになります。


2022年1月 申請者のCivil document準備開始

いよいよCivil documentの準備と提出です。
私が必要だったのは以下の通りで、これは申請者の居住歴や結婚歴、お子さんの有無などいろいろな条件によって変わってきます。

<IV fee>
325ドルをクレジットカードでオンライン支払い

<DS-260>
NVCサイトで入力し、提出。
アメリカへの渡航歴、仕事での海外への渡航歴なども聞かれました。特にアメリカへの入国の履歴は昔のパスポートのものであっても全てアメリカ側は把握しているので、正確に入力しました。

<全申請者共通で提出が必要な書類>
・Passport biographic page – パスポートの写真のページのスキャン
・Photographs – サイズを確認後、証明写真の機械で撮影し、写真データと印刷された写真両方準備。(写真データはCivil documentとして提出し、印刷された写真は大使館での面接の際に窓口で提出するため)

・Birth certificate – 戸籍抄本(役所で取得した戸籍抄本と翻訳したものを1つのPDFにし、提出。原本は面接で提出するので捨てないように)
・Marriage certificate – 戸籍謄本(役所で取得した戸籍抄本と翻訳したものを1つのPDFにし、提出。原本は面接で提出するので捨てないように)
・Police certificate (Japan) – 犯罪経歴証明書。県警で取得したものを開封せず、封筒のままスキャン。日本の犯罪経歴証明書は厳封されていないと無効なので、NVCにデータ提出の時点では未開封のままでOK。厳封された封筒を大使館の面接に持っていくようにしてください。

<別途必要と言われたもの>
・Police certificate (Malaysia) – 10代の頃マレーシアに住んでいたため。マレーシア大使館での無犯罪証明の取得はこちらの記事に詳しく書いております→東京のマレーシア大使館で無犯罪証明を取得
・Exchange visitor documentation – 大学時代に1年だけJ1ビザでアメリカに滞在していたため、その時のビザのスキャン。実家に置いた古いパスポートにビザが貼ってあったので、見つけるのが大変でした。

ここで留意しておきたいのは、NVCのサイトでウェブで提出した書類の原本を、アメリカ大使館での面接の際に提出することになるということです。書類は全てまとめて保管し、面接を待ちましょう。


2022年1月 申立人の提出書類 準備開始

NVCでケースが作成され次第、夫側もいくつか提出書類がありました。

・I-864をウェブで入力して提出
・Affidavit of Support Fee 120ドルをオンラインで支払い
・過去3年分のTax return
・結婚証明書
・アメリカ国籍を持っている証拠(Proof of naturalization)

I-864とTax returnはアメリカ大使館での面接に持っていくので、原本は用意しておきましょう。私は念の為にProof of naturalizationもコピーして持っていきました。


2022年5月中旬  NVCよりDQメール

NVCに上記の書類を全てオンラインで提出後、NVCからDocument Qualified (通称DQ)メールが届きました。
I-130の時とは違って、NVCでのレビュースケジュールはNVCのサイト(NVC timeframesと検索してみてください)を見れば、アメリカ時間の毎週月曜に「現時点でいつ頃に提出された申請をレビュー中」とアップデートされるので、毎週チェックしていました。本当にこのスケジュールの通りにレビューされ、DQメールを受信しました。


2022年5月下旬 アメリカ大使館での面接がスケジュールされる→健康診断を予約

DQメールの1週間後にNVCからメールで大使館での面接日時の連絡がありました。7月中旬に来てくださいとのことでした。
ここで即、東京メディカルサージカルクリニックでの健康診断を予約しました。面接の日程が決まる前にすぐ健康診断をうける方もいると思いますが、私は渡米1ヶ月前まで働いて、その後は出発まで日本を満喫したいと思っていました。健康診断の日から半年がCR1ビザの有効期限となるため、なるべく遅いタイミングで受診したいと思い、このタイミングで予約。6月の頭に予約が取れました。


2022年6月 東京メディカルサージカルクリニックで健康診断を受診

大雨の中、東京タワーの麓にあるクリニックで健康診断を受診。アメリカに移住するにあたって接種しなければならないワクチンを全て打ち終わっているか、母子手帳と数種類のワクチン接種証明書を提出し、確認してもらいました。未接種のワクチン、もしくは打ったが接種があまりにも前で現在有効性がないと判断されるワクチンがあった場合はその場で接種してくれます。
受診料もそうですが、追加のワクチンも保険が効かず高いので、母子手帳を持参し、母子手帳にない接種証明があったらそれも一緒に持ってくることをお勧めします!




以上がCR1ビザ申請から面接前までの流れとスケジュールです。
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  ・アメリカ入国時とその後のGC受け取りについて→こちら