CR1ビザ 弁護士なしタイムライン 2022 面接編
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前回の記事(こちら)でCR1ビザ申請のタイムラインについて、I-130の提出から面接までについて書きました。CR1ビザプロセスについての記事第二弾は、面接からビザの受け取りについてです。
・面接までの申請プロセスについてはこちら
・アメリカ入国時とその後のGC受け取りについてはこちら
の記事で詳しく書いておりますのでぜひご覧ください。
U.S. Embassy or Consulate interview preparation instructionsという面接の準備事項がまとめられたページがあるので、Tokyoを選んで必要書類のリストを確認し、その情報をベースに準備をしました。
面接で提出する書類は、NVCのウェブサイトで提出したものの原本です。翻訳も含め、原本はなくさずに保管しておきましょう。それに加え、とにかく「念の為に」必要かもしれないものは全て持っていきました!とにかく何かを証明するには証拠を見せるというのがアメリカでは重要ですし、何か足りない書類があって面接をやりなおしとか、余計なタイムロスを発生させるのが嫌でしたので、当日は荷物が重くなってしまいますが、必要になりそうな書類は全て持参しました。
目次
健康診断の受診
健康診断を事前に受診します。結果はクリニックから大使館へ電子データが送られますので、健康診断結果を自分でプリントして持っていくことはできません。健康診断の受診後、メールで「結果は大使館に電子送信済みです」と連絡が来ましたので、それをしっかり確認します。そのメールに”vaccination worksheet”という、接種済みの予防接種一覧のPDFが添付されてきたので、それを念の為に印刷して持参しました。(面接当日も、提出の指示はありませんでした)
提出書類
- パスポート – 現物を持っていき、面接にパスすれば大使館がパスポートを預かり、ビザが貼られて後日返送されます
- レターパックプラスの封筒 – 宛先に自分の住所をあらかじめ書いておきます。面接にパスしたら、パスポートにビザが貼られ、この封筒を使って自宅に返送してくれます
- Appointment Letter – 面接日時が記された大使館からのメールを印刷。
- 証明写真 – NVCで提出した写真と同じ写真を2枚印刷して持参。サイズは大使館の指示通りに
- DS-260 Confirmation Page – DS-260をNVCのサイトで提出した際に送られてくるメールに添付されているPDFを印刷。ページの一番下にバーコードがついています
- Birth certificate – 出生証明書の原本。私の場合は戸籍抄本を、翻訳と共に持参しました
- Police certificate – 日本の警察証明を、厳封状態で提出。(開封したら無効になるため、開封しないこと)
- その他 – NVCにデジタルで提出したその他の書類も全て原本を持っていきました。私の場合はマレーシアの無犯罪証明(詳しくは東京のマレーシア大使館で無犯罪証明を取得をご覧ください)と、過去にアメリカの大学に留学した際に発行されたビザが貼ってある古いパスポートです
- I-864 form – 夫がNVCウェブサイトで提出したフォーム
- Proof of your U.S. petitioner’s status and domicile in the US – 夫のアメリカパスポートのコピー
- 夫婦の関係を証明する書類 – 日付ごとにまとめた二人の写真を貼ったGoogle docsの書類を印刷
- その他 – 念の為、夫のアメリカの住所を証明する書類と、Tax Returnを過去3年分ほど持っていきました
面接の流れ
予約は朝8:30で、最寄駅の路線はよく遅延するので、そのせいで遅刻したら嫌なので大使館から徒歩圏内のホテルに前泊しました。
大使館に到着したのは8:15。大使館の手前で警備をしている日本の警察官に面接時間が書いてあるメールのコピーを見せて、大使館前の列に並びました。
まず持ち物検査があります。アメリカ大使館のウェブサイトではバッグのサイズまで指定されていましたし、電子機器はスマホ一台以外は持ち込めないと書いてありましたが、カバンのサイズは自由で、大きなリュックを背負っていた人もいましたし、iPad、Bluetoothイヤホンを持っている人たちもいました。警備員さんは「パソコンでなければ大丈夫」と言っていました。空港の手荷物検査のようにトレイに電子機器を入れ金属探知機ゲートを通り入館。
入館したら受付の方に書類を入れるクリアファイルと書類をまとめる順番が書かれた紙をもらい、さらに中に進み銀行の待合室の機械(?)ように自分の呼び出し番号を発券します。
番号で呼び出されたらまずは入り口でもらった紙の指示通りの順番にまとめた提出書類のチェック。私の場合は追加で持ってくるようにと事前に指示があった書類もその場で提出するようにと言われたので窓口で提出しました。
書類の確認が終わりしばらくしたら、面接のブースに呼ばれ、そこで指紋採取と面接両方を行いました。
聞かれたのは
①知り合って何年?
②結婚してどれくらい?
③夫の職業
④日本とアメリカ以外に住んでいた国はあるか
(私の場合はあったので、その国の犯罪証明を提出したかも確認されました)
その場でApproveされました!
「面接」と聞くと緊張するかと思いますが、郵便窓口みたいなところで、立って質問に答えるので、聞かれたことに対して簡潔に答えれば問題ないかと思います。
パスポートは面接当日には返してもらえません。大使館が預かり、ビザを貼って、レターパックで返送してくれます。
ビザの受け取りとImmigrant Feeの支払い
面接から3日後くらいに、自分で用意し、大使館に提出したレターパックプラスにビザが貼られたパスポートが返送されてきます。ビザの記載に間違いがないかを確認。
パスポートが郵送されてきた封筒の中にImmigrant Feeの支払いの案内の紙が入っていますので、アメリカに入国するまでに支払いを終えておきましょう。アメリカのクレジットカードしか使えないようだったので、夫に支払いを頼みました。(大使館では金銭のやり取りはありませんでした)
以上が面接とビザ受け取りについての流れです。
期間は約1年で、ほとんどの時間を待って過ごしたのでヤキモキしますが、無事に申請を終えることができ、よかったです!少しでもこれから申請する、または申請中の方のお役に立てたら幸いです。